【三重大学生直伝】夏休みの勉強法~三重大学医学部医学科W講師の場合~

8月になりました!時間を有効に使って、周りとの差をつけよう!

三重大学医学部医学科W講師から、夏休みの勉強法について皆さんへのメッセージです。

・高校1年生の夏休み

中高一貫校に通っていたため、高校生になってはじめての夏という特別感はありませんでした。ですがさすがにこのままでいいのかと思い始め(中学生の時は塾にも行かず学校の課題も最低限すらできていない状況だったので)まずは苦手な英語だけ塾で教えてもらい、中学生の文法などを総復習しました。中学生の時は本当に勉強していなかったため勉強の習慣をつけるために週に2-3回程授業がなくても塾に通い勉強の時間をとっていました。「塾に行った時は勉強、それ以外は何しても良い」というように自分でルールを作り取り組んでいました。英語:数学:それ以外の科目(主に学校の課題)=6:3:1くらいの比率で勉強していたと思います。文系に進むにしろ理系に進むにしろ、英語と数学をメインで勉強することをオススメします。

・高校2年生の夏休み

目標がはっきりしはじめ、1つ上の仲の良かった先輩などが受験勉強で忙しそうにしているのを間近で見て、今までより気を引き締めて受験を見据えた勉強をしていこうと決意しました。塾の夏期講習では英語、数学、化学を受講し、苦手科目(英語と化学)の底上げ得意科目(数学)を伸ばすことを目標に勉強に取り組みました。週の半分以上を目安に、勉強する日を設定していました。

英語は長文の問題をメインに行い、文法は長文で出てきたものを使いおさらいするという形で行っていました。学校の課題は文法だけ出ていたのでそれを使って長文、文法、単語とバランスよく勉強していました(単語はシス単を1週間で50個くらい)。数学は学校の範囲の復習ではなく予習をしていました。自分には塾で予習をして学校の授業で復習するというスタンスがあっていたように感じていたのでこのやり方でしたが、復習をすることも大切だと思います。化学も数学と同じように予習していました。

数学も化学も学校での進度がとても速かったため、塾で1から習い、学校の授業を復習の機会にした方が効率が良いと思い、この勉強法をしました。いちばん重要なのは高二の夏に自分に合った勉強法を探すことだと思います。

・高校3年生の夏休み

1日10時間以上、塾の自習室にこもり、勉強していました。

英語は1日1長文、単語帳(シス単)、文法書(アップグレード)に毎日触れる!(模試日を除いて)と決めて取り組んでいました。

数学は主に数Ⅲの演習を市販の問題集で行っていました。その他数ⅠA、IIBも毎日とはいきませんが忘れないよう時々解いていました。理系の子は数Ⅲがいちばん鍵になってくるので頑張りましょう!

化学は理論と有機をメインに演習を重ねていました。無機は後回しでも大丈夫と散々言われてきたのでその言葉を信じてやっていました。本当に無機は後回しで大丈夫だったので、まずは理論を完璧にしましょう!

物理は基礎問題精講をずっと周回していました。夏休みのうちに1周はしたと思います。物理は1冊の問題集を完璧にするやり方が良いと個人的に思います。

国語は現代文は勘が鈍ると思ったので毎日解くようにしていました。古文と漢文は今まで全くやってこなかったので参考書や単語帳を使い1から学んでました。

地理も夏休みから勉強を開始しました。マークの問題集を中心に、分からないところがあったらその都度参考書で覚える、というやり方をしていました。

全ての科目に触れ、集中力が欠けないようにしていました。また、心も身体も元気な状態でないと勉強に集中できませんから、たまにはリフレッシュすることも大切です。風邪ひかないよう睡眠や食事ををしっかりとることも大切です。