「評定が大事だとは聞くが、どの程度大学受験に影響するの?」「いつから対策すれば間に合うの?」と疑問に感じている保護者の方も少なくないでしょう。
この記事では、評定とはどのようなものか、大学受験にどう影響するのかを解説します。また、評定の上げ方も紹介しますので、評定の対策方法を知りたい保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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大学受験における評定とは
評定とは、どのような高校生活を送ってきたのか、大学がお子様を評価する基準の一つです。
学校推薦型選抜や総合型選抜の書類選考で提出する「調査書」に記載されます。この章では、内申点との違いと、評定平均の計算方法について解説します。
内申点との違い
評定は、定期テストの結果から算出される評価で、高1から高3までの成績の平均値を評定平均といいます。
一方、内申点は定期テストや授業態度、提出物などの結果を元に、5段階もしくは10段階でつけられる成績を指します。
また、保健体育や音楽など、実技教科も成績に含まれます。定期テストがない代わりに、授業内で行われる実技テストや授業態度、出席率が成績を左右しますので注意しましょう。
評定平均の計算方法
評定平均には「教科別」と「全体」の二種類があります。
「教科別」の評定平均は、教科の科目における評定(5段階)をすべて足して、科目数で割って算出します。例えば社会であれば、世界史Aが「4」で日本史Aが「3」だった場合、教科別の評定平均は「3.5」です。
一方、「全体」の評定平均は学年末の評定をすべて足し、科目数で割って算出します。例えば、高1が13科目だった場合、すべての評定を足し、13で割って求める形です。
また、成績を10段階で評価している高校の場合、高校独自の基準で5段階に算出し直して評定を計算します。
定期テスト対策については、こちらの記事も併せてご覧ください。
大学受験に定期テストは影響する?点数アップのコツや対策法を解説!
大学受験で評定の影響が大きい入試形態
大学受験において、評定の影響をどの程度受けるかは、一般選抜<総合型選抜<学校推薦型選抜の順で異なります。
学校推薦型選抜は、受験条件に評定平均を設定している大学が多いため、評定による合否の影響が大きいといえます。学校推薦型選抜を視野に入れるなら、一度大学の募集要項で、出願条件に指定された評定平均を確認してみるとよいでしょう。
一方、総合型選抜と一般選抜では、評定は重要視されていないのが現状です。しかし、文部科学省の政策「高大接続改革」によって、今後は一般選抜でも評定が重要視される可能性があります。
入試情報をチェックしておくと安心でしょう。高大接続改革については、以下の記事をご覧ください。
【大学受験に備える!】評定を上げる3つのコツ
評定は急に上げられないため、志望校が決まった際に評定平均が足りず、受験資格が得られないといったケースがあります。
よって、進路の幅を広げるためにも、高1から評定に対する意識が重要です。
この章では、評定を上げる3つのコツについて解説します。
- 高1から定期テストの成績を意識する
- 提出物の締め切りを守る
- 勉強以外の活動に力を入れる
志望大学が決まっていなくとも、意識しておいて損はありませんので、早期から取り組むとよいでしょう。
①高1から定期テストの成績を意識する
評定には高1からの定期テストの結果すべてが反映されるため、対策が重要です。しかし、部活やアルバイトで忙しく、勉強時間が取れないケースも少なくありません。
限られた時間で効率的に勉強するには、塾の活用がおすすめです。
さらに現在、期間限定のオンライン講座「スタートダッシュ講座」を開講しています。
期間 | 3月15日(水)~5月31日(水)※5月31日はアカウントの使用期限 |
対象 | 今春進学の新高校1年生 |
内容 | 英語・数学における、中学総復習と高校予習 |
短期間で基礎固めが可能なうえ、高1最初の定期テストに出題される範囲までカバーしており、定期テスト対策に最適です。
②提出物の締め切りを守る
定期テストの成績を上げても、授業態度が悪ければ評価全体を上げるのは難しいでしょう。なぜなら、評価には授業に参加する姿勢や、授業の時間以外の態度も影響するためです。
真面目に授業へ取り組み、提出物の締め切りを守ることは社会人でも必要なスキルですので、改めてお子様の意識が重要です。
③勉強以外の活動に力を入れる
定期テストの結果や授業態度以外にも、次のような活動は高く評価されます。
- 部活動
- 委員会活動
- ボランティア活動
- 資格取得
- 留学
学校推薦型選抜や総合型選抜では、調査書に記載された部活動などの実績を評価する大学が多い傾向です。お子様の志望校はどのような点を評価するのか、調べておくと目標が具体的になるでしょう。
優先すべきは、定期テストの点数を上げるための対策です。余裕があれば、勉強以外の活動にも取り組むとよいでしょう。
まとめ:高1からの評定対策が大学受験を有利にする
お子様が大学進学を希望しているのであれば、まだ志望校が決まっていなくとも、高1から日々の授業や成績を意識することが大切です。
また、高校受験の際に通っていた塾を継続している場合は、大学受験へ向けてお子様の学力や進路に合っているか、改めて確認が必要です。お子様の学力や進路に合わせた塾選びも、大学受験の準備の1つと考えましょう。
また、テストの点数を上げるには苦手分野の克服も重要ですので、個別指導塾の利用がおすすめです。
Q.はっきりと進路が決まっていません。
A.進路が決まっていない時ほど、よい成績をキープしておくと後悔しません。また、お子様の希望を聞きつつ志望校を決めるために、面談もご利用ください。
Q.大学受験のサポートもしてもらえますか?
A.もちろんです。さまざまな入試形態に合わせ、面接や論文の書き方といったサポートを行っています。