「高校生になるが塾に行かせなくていいか」「独学でも大学受験に挑めるのか」と悩まれる保護者の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、高校生は塾に行かなくてもいいのかを解説します。また、独学で受験に挑む場合の勉強方法についても解説しますので、お子様に塾が必要かどうか悩まれている保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
見出し
高校生になっても塾に行かなくていい?
高校生になっても塾に行かず、独学で大学受験に挑む生徒もいます。通塾状況の調査では、偏差値55以上の学校で39.1%が通塾、55.2%が塾に行かない選択をしていることがわかりました。一方で、偏差値45未満の学校の生徒は12.6%が通塾し、72.3%が行かない選択をしています。(出典:ベネッセ教育総合研究所https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/gakukihon4/kou/hon2_1_22.html)
偏差値が高い学校の生徒の方が通塾率は高いですが、すべての高校生が塾へ通っているわけではありません。この章では、塾と独学のメリットやデメリットを紹介するので、お子様に合った学習スタイルを見極める参考にしてください。
塾のメリット・デメリット
塾には、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
・個人向けのカリキュラムを組んでもらえる・勉強方法を指導してもらえる・最新の受験情報を入手できる | ・通塾型だと移動に時間やお金がかかる・一斉講義型だと非効率の場合もある・数十万円の塾代がかかる |
自己流の勉強法があるお子様や、勉強が苦手なお子様は、一斉講義型の学習内容が合わず、非効率である場合があります。体験授業を受けるなどしてから入塾すると、お子様にあった塾を選べます。体験授業や無料相談があれば、積極的に活用しましょう。
独学のメリット・デメリット
独学には、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
・塾代を節約できる・お子様のペースで学習できる | ・志望校に合わせて計画を立てなければならない・教材を選ぶ必要がある・難しい問題をその場で解決できない |
独学の大きなメリットは、塾代がかからない点です。その代わり、お子様自身で受験対策の計画をたてる必要があります。また、自力で解決できない問題は、友達や学校の先生に教えてもらえるまで解決できません。お子様が一人で悩まないように、保護者の方がメンタル面をサポートしてあげられるとよいでしょう。
独学派?塾派?それぞれに向いているタイプ
独学か塾かを選択するには、お子様がどちらに向いているかを考える必要があります。
独学に向いている方 | 塾に向いている方 |
・自身に合った勉強法がある・計画的を立てるのが得意・モチベーションに頼らず取り組める・学校で大学受験対策できる | ・勉強が苦手・サポートしてほしい・学習習慣が身についていない・環境に左右されやすい |
自力で勉強が進められるお子様に塾は必要ないと考える方は多いですが、客観的に指導する塾の学習効率のよさは魅力です。独学か通塾か迷う場合は、教科を絞って試しに塾へ通ってみるのもよいでしょう。
塾に行かない高校生が大学受験対策をする方法
塾に行かず独学で大学受験を行う場合の、対策を3つ紹介します。
- 自学習慣を身につける
- レベルにあった過去問・参考書を選ぶ
- 学校の先生に質問する
志望校や目標によって異なるため、お子様で相談しながら受験対策のサポートをしてあげるとよいでしょう。
自学習慣を身につける
まずは勉強時間を確保して、毎日学習する習慣を身につけましょう。時間を決めて机にむかう習慣を身につけると、学校と部活で忙しい場合でも、勉強時間に慣れていきます。勉強への意識を高く持ち、移動や隙間時間も活用するとより効果的です。
また、お子様自身で勉強時間を記録・管理によって見える化すると、よりよいでしょう。
レベルにあった過去問・参考書を選ぶ
独学で大学受験対策を行うには、志望校に合わせた対策を自分で練る必要があります。その1つが参考書選びです。参考書や問題集を選ぶ際には、志望校に対応した教材かどうかや、自分のレベルに合っているかを確認しましょう。
さらに、参考書や志望校の過去問題を繰り返し解き、間違いを分析しながら問題の傾向にも慣れていくとよいでしょう。
学校の先生に質問する
困り事や悩み事などは、学校の先生に相談するとよいでしょう。高校の先生は大学につながる学習を指導しており、多くの生徒に関わっています。積極的に担任や教科の担当の先生に質問し、解決できるようにしましょう。
また、質問が苦手なお子様には、日々の授業やテストに力を入れて取り組ませ、わからない問題を質問する姿勢が大切だと伝えましょう。学校や先生を最大限に活用することは、勉強を効果的に進める方法の1つです。
合格メソッドWITHに不安点だけ頼る
自主学習に不安点がある場合は、苦手教科だけでも塾に頼るとよいでしょう。
合格メソッドWITHは、一人ひとりの実力・志望校・受験などの目標に合わせた学習計画を作成し、自分に合った指導を受けられるため、効率よく成績を上げられます。また、インターネット上で授業が受けられるため、時間や場所を問わず学習できます。
この春、高校に入学するお子様向けに、「スタートダッシュ講座」を開講します。英語と数学における中学の総復習と、高校の先取り学習を目的した講座ですので、入学直後から授業につまづかないように準備ができます。詳細をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ:勉強や受験に不安があるなら塾を活用しよう
塾に行かずとも大学受験は可能ですが、自分で志望校に合わせた学習計画を立てたうえで参考書を選定し取り組むなど、一人で取り組むには負担が大きいといえます。勉強や志望校対策に不安がある場合は、塾を上手に活用しましょう。
Q:塾はいつから利用させるとよいですか
A:高校の勉強を理解するには、中学の基礎学力が必要です。そのため、進学前から塾を利用すると入学後のつまずきに対処できます。部活も忙しくなるため、学習習慣を身につけておくとお子様の負担も減らせるでしょう。