【共通テスト直前】全科目別・効率的勉強法と本番で実力を出し切る「自分戦略」の立て方

こんにちは!合格メソッドWITH津駅前校の講師Nです!

大学入学共通テストまで、いよいよ残りわずかな期間となりましたね。

「限られた時間で何をすべきか」「今の勉強法で合っているのか」と不安を感じている受験生も多いのではないでしょうか。

共通テストは、単なる知識量だけでなく、「時間配分」と「科目ごとの戦略」が合否を分ける試験です。

直前期の学習効率を最大化させるためには、がむしゃらに問題を解くだけでなく、自分の現状を冷静に分析し、目的を持ったルーティーンを確立することが欠かせません。

今回は、全教科をバランスよく伸ばし、本番で実力を出し切るための具体的なアドバイスを教科別にまとめました。

今の自分に必要な戦略を見つけるためのガイドとして、ぜひ活用してください。

日々の勉強方法

共通テストまで、日数が少なくなってきました。できるだけ効率よく時間を使いたいので、自分がする勉強に対して、なんのためにやっているのか、目的を明確にしながら勉強していきましょう。そして、ここで一度、一歩下がって全体像を見てみましょう。今現状で取れそうな点数、目標の大学に必要な点数を見比べ、自分が今から本当にするべき勉強は何なのかの自己分析を行いましょう。この時、総合で何点取る、というのも大事ですが、是非教科ごとに何点取るかを考えて目標を決めてください。ボーダーが何割だからと言って、全部の教科がその割合を超えなければいけないというわけではありません。ある教科がどうしても苦手で取りきれないなら、その教科も克服しようとしつつ、カバーできるよう他の得意な教科をもっと伸ばしてある点まで伸ばす、と言ったように、目標の大学の傾斜も加味しながら自分だけの戦略を立てましょう。また、冬休みに入る前に、1日のルーティーンを決めるといいです。後でも言っていますが、理想は毎日または1日おきに全教科に触れることです。そして、さらに大事なのは、体調を崩さないことです。なので、それを実現させるためにも、朝起きてから夜寝るまでの、あくまで無理をしない程度で効率よく勉強を行うルーティーンを時間で割りながら立てていきましょう。

では、教科別に勉強法を紹介していきます!

数学1A

とにかく実践問題を解いて、いろいろなパターンの問題に経験するのが大事だと思います。ですが、毎回1通りやっていると70分かかってしまうので、大問ごとに分けるようにすると良いです。そして実際に解く時は、時間に気をつけてください。大門ごとの理想タイムを設定(全部足して65~70分になるように)しておいて、その大問で設定した時間より短く解くことを目指しましょう。まだ今の段階では間に合わなくても、日々解いていると徐々に速くなっていきますし、他の大問で余るなら足りないところに回せるなぁ、とか、この2問は正直いつも厳しいから最後に回そうなどと、自分にあった戦略を見つけれるようになると思います。

数学2BC

基本は数学1Aと同じです。大問ごとに理想タイムを決めて、それに間に合うよう小分けして実践するのがいいと思います。数2BCは後半が選択問題になっているので、もう今の段階で自分は何を解くと決めている人が大半かと思いますが、そのような人も捨てている大問の前半は解けるようにすると、安心かもしれません(理系の方限定になってしまいますが)。解いていた大問が1つとても難しく、たまたま捨てた問題が見た目だけで簡単だったという例はザラにあるので、理系の方は完全に捨てないようにしましょう。

国語

自分も自信はなかったので、あまり言えることはありませんが、自分のように苦手な人に言えるのは、逃げないようにしようということです。できれば毎日、大問1つだけでも解いておくと、問題文や解き方に慣れて、自分が思っていた点数より取れるようになります。(今日は現代文じゃなくて古文にしよう)しかし、1週間でも全く解かない時間を作ってしまうと、解くスピードが鈍ってしまいます(実体験)。なので、国語が苦手な人に向けて自分が言えることは、こまめに実践問題を解き、読む感覚を鈍らせないようにするのが大事だということです。そして一番取れる大問、取れない大問などを比較して、「自分は漢文が得意だから確実に取って調子づけるためにも漢文から始めよう」などと、自分が解く順番と、それにかける時間を決めると良いです。その後、通しで解く際に実践して、上手く行きそうな自分だけの戦略を見つけてください。

英語R

国語と同じように、解かない時期ができると読むスピードが落ちます。できるだけ最速を保てるように、毎日英語に触れましょう。そして自分が上手くできそうな、大問ごとの順番と解答時間を見つけましょう。(私の場合は最初に全体をパラパラと見た後、1番得意な大問を先に速めに解いて、その後次に得意な大問、そして英文を読むのに慣れた後は、1から解いていくというようにしていました。)あとは実践あるのみだと思います。とにかく読んで、解きまくりましょう。

英語L

リスニングも、耳を慣れさせるために毎日新しくなくても良いので、寝る前などに数問聞くと良いです(本番よりスピードを速めて練習しておくと、もっといいです)。解かず聞いている間は、ただ聞くだけじゃなく、何を話しているのか、しっかり理解をしようとしてください。何回か聞いたことがあるものを使うなら、より簡単にできると思います。それでも良いので、会話文を想像しながら聞いていきましょう。リスニングは、聞くコツがいろいろあり、よく耳にするかも知れません。それを取り入れて実践してみるのはとても良いことだと思います。ですが俗に言う裏ワザのような、「こう聞こえたらこの答えだ!」とか、「ここの問題はだいたいこれ」というリスニング能力の向上とは異なるものには、十分気をつけてください。そのようなものに頼るのは、当日でも分からなかった時の最後の手段にしましょう。

物理

公式やいろいろな装置をもう一回最初からおさらいしましょう。今このタイミングでこれをするのは、単に覚えていない公式を減らすというわけではありません。覚えていないものがあるならもちろん優先してすべきですが、今ここでやる目的は、単元ごとの全体像を見て、体感して欲しいからです。物理は、単元ごとに使える公式や、やり方は限られています。そのため、ある単元の解答中に詰まったら、全体像を思い返し、まだ使っていないような考えを思い出すとペンが進むということが多々あります。詰まってもできるだけ足掻けるように、引き出しを最大限増やし、引き出すべきタイミングで引き出せるように、場所の整理も同時に行いましょう。

化学

化学は、「一度学校で使う教科書を最初から最後まで一気に読む」ことをお勧めします。そうすることで、物理と同じように全体像や、流れを掴むことができるほか、抜けている知識を再発見し、埋め直しをすることができます。教科書は、普段は「わからない箇所があるからその部分を調べるだけ」にとどまると思います。ですがそれを行っているだけだと、全く見ていないページが出てきてしまい、そこに載っている大事な単語を見逃しているかも知れません。また、間違った知識として覚えたままの事柄がある可能性もあります。なので、本当に1ページ目から、最後のコラムまで、ざっとで良いので一度読んでみましょう。しかし流石に一度には厳しい、という方は単元別に読んでも構わないです。なので、ページの一番下の注釈や、太字になっているところ、いつもは見ないコラムなど、普段逆に見ないような所だけでも、しっかり追って見たことがある状態にしておくと完璧です。意外と化学はそういうところから知識問題が出ます(実体験)。こんなの知らないと思って調べると実は書いてあったということがよくあります。そして、知識を蓄え整理することが大事なので、模試や問題集で知らなかった知識があったら、ノートに箇条書きで並べるか、似たようなことが書いてある教科書の文のとなりなどに書き足しておくとさらに良いです!

地理

地理で気をつけて欲しいのは、自分が解いた後にその答えだけを確認するのではなく、解説を一問ずつ丁寧に読んで欲しいということです。解説には、0から答えに行き着くまでの過程が説明されており、その問題についてデータをどのように読み取り、どのように選択肢を絞るのかが根拠とともに載っているので、効率よく正確に解く感覚が身につきます。迷ったり間違えたりしたのなら、どういう要素が自分には抜けていたのかというところをしっかりチェックすることも大事です。そして、使った知識が載っている地理の資料集、または教科書に書き込んでメモしておくと良いでと思います。もちろんいつも使っているのが参考書ならその中にメモするのでも構わないと思います。今まで解いた地理の問題で使った知識は、本番でも使います。後で見返せるようにしておきましょう。

情報

以前解いた模試を振り返り、自分がどこが得意でどこが苦手かを自己分析し、その後学校で使った教科書や(持っていたら)参考書を今一度見返しましょう。わかっていない単語や、仕組みなどを発見したら、しっかり復習しておきましょう。

本番時の対策

みなさんからの様々なアドバイスがあるかと思います。それを読んだ後、自分はこのように解く、と自分なりの解き方を決めて、実践してください。上手くいく、行かない、どちらもあると思いますが、もし上手くいったという実感が得られたら、それからはその解き方で貫いてみましょう。自分なりの解き方がある程度決まっている状態で挑むと、本番でも落ち着いて解くことができると思います。私からのアドバイスとしては、本番で共通テストを解く時は、とにかく諦めないようにしてください。国語や英語は特に、読めないと感じてしまうとさらに読めなくなります。自分は今まで頑張ってきたことを思い返しながら、これだけやったから大丈夫だと思いながら頑張りましょう。そして本番そう思えるように、これからも頑張って勉強していきましょう!そして、実際に解く時は大問ごとの解答時間を逐一確認してください。もう少し頑張ったらいいところまで行けるのならそのまま頑張るのもアリです。ただ、粘りすぎないようにしてください。その時に判断材料として、今解いている問題の大体の点数を把握しておくと◎です。正直数学の最後の問題で粘って他の大問が半分しか辿り付かなかったとなると、全体的に見た点数は低くなってしまいます。なので、この問題は大体何点であるということをちゃんと把握しておきましょう。また、ある教科で後悔の残るような結果になってしまっても、まだ挽回は可能です。なので、絶対に次の教科に後悔を持ち越さないでください。一旦切り替えて、雑念を捨て、その教科だけに集中できるようにしましょう。普段より取れない教科もあれば、普段よりも取れる教科も必ずあります。諦めないでください!

数学1A・2BC

数学は特に、状況がわからない時に詰まってしまいまい、時間を使ってしまうことがあります。そのため場合の数や数列などは特に、実験をしっかり行いましょう。nやkにとりあえず1を入れたらどうなるのか、しっかり確認して状況把握の材料にしましょう。そして大事なことは、「誘導にしっかり乗る」ということです。当たり前かと思われますが、本番になると意外と忘れがちです。詰まった時などは特に、今まで答えさせられた問題が次にどう繋がるかをら考えてみると、道が開けることがあります。詰まったと思う時こそ、立ち返って全体を見回してみましょう。

国語

本文を全体的に読んでから問題を解き始める人や、傍線部が出てきたらとりあえず問題を見て解いてみる人など自分の解き方があると思います。正直今から解き方を変えるよりも、その解き方を貫く方がいつも通り解くことができ、安定感が増すと思います。そのため、普段通りいこうとすることが、より高い点数を取るのに大事なことかもしれません。

英語R

自分なりの読み方、解き方を定着させましょう。私のおすすめの一つは、長文は特に、段落ごとにどんなことを書いてあるか一言メモするか、大事そうな単語に丸をしておくことです。リーディングの問題は、大体段落ごとに1問あるような感じです(または全体の問題では、選択肢ごとに1段落だったり)。問題文にある大事そうな単語と見比べて、ここら辺の段落を判断材料にする問題だ、ということがわかってしまえば、より考えるのが簡単に感じるかと思います。そのメモは、その文章を見返す時にも便利ですし、全体像を掴む手助けにもなります。

英語L

自分は英語が聞けると、しっかり思いながら挑みましょう。気持ちで負けないでください。あとは毎日行ったリスニングで養われた耳を信じましょう。

物理・化学・生物

理科は、最初に全体を把握するのが大事です。同じ単元でもどの問題が出ているのか、先に知っていた方が後々時間が限られてきた際のの戦略にも役立ちます。物理は特に、図を見たら大体何の問題かわかると思います。なので最初1分は、全体をパラパラ見る時間にしましょう。

地理

地理は、私の時は基本30題でした。試験時間は60分なので、基本1問2分で解くようにしましょう。問題が全部で30までだと確認したら、あとは(その問題番号×2)分経過までにその問題を解けるように頑張りましょう。

情報

自分なりに解く順番を決めてみましょう。プログラミングが得意な人は先に、苦手な人は最後にするといいと思います。

最後に

ここまで読んでくれた人は、本当にやる気がある人です!ぜひそのやる気を最後まで、絶やさず突っ走りましょう!!

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